おはようございます。今日のもちもち生パスタは【明太子パスタ】です。
来週から読書週間が始まります。便利な世の中になったもので、青空文庫へ行けば、著作権の保護期間が終了した文人たちの作品が無料で公開されています。夏目漱石などの小説、高浜虚子などの俳句、与謝野晶子などの短歌、西田幾多郎などの哲学論文に至るまで。西洋文学ではカフカやドストエフスキーなどもあります。
またAIに翻訳してもらえば、クオリティは別にしても、原理的にはパブリックドメインの作品なら、言語にかかわらず日本語で読むことができます。
しかし、このAI。時にはありがた迷惑のコメントもするようで……。「これは長い文章のようです。要約を読んで時間を節約できます
」と表示されたことがSNSで話題となっています。
もちろん、AIの手に負えるかは別にしても中にはあらすじや要約を知っておくと、挫折しにくくなるような小説もあります。トマス・ピンチョン『重力の虹』などの前衛文学。また学術書を独学で読むときもAIが役立つことでしょう。しかし多くの文学作品はじっくり味わうものなので、投稿者が指摘するように「時間の節約とは遠い場所にある」のです。
もちろん仕事は効率的に進めなければいけません。しかし、全てを効率化することはありませんし、かえって危険です。読書は効率化の誘惑に抵抗するすべなのかもしれません。
よくドラマや小説などでは哀愁を表現するときに夕焼けの場面になります。「三丁目の夕陽」では昭和のノスタルジーが、タイトルの「夕陽」によって表れているといえましょう。また太宰治の「斜陽」も名家の没落を斜陽、つまり夕焼けでに託しています。しかしたら友人と別れて帰らなければいけなかったことも関係しているのかもしれません。
いずれにせよこれは象徴的な表現技法。しかし中には感情の変化がある人もいます。夕陽の美しさに見とれて爽やかな気分になる……のではありません。苛立ち、焦燥感などの否定的になるのです。
夕方はホルモンの関係でストレスの影響を受けやすくなってしまうのです。血糖値が低下すると、脳はエネルギー不足だと判断。この結果、守ろうとアドレナリンやコルチゾールを放出。この時、前頭葉の働きが低下し、感情が制御できなくなってしまうのです
したがって
・朝食を抜かない
・夕方の会議前におにぎりなどの軽食をとる
・重要な仕事は午前中や午後2時ごろに設定
などの対策が挙げられると小池雅美医師は東洋経済オンラインで提案しています。
。もちろん苛立ちなどを文学作品などに昇華できるなら、まだ報われるのかもしれません、しかし現代人の多くは仕事中。失敗を招いてしまい、余計に仕事が増えるなどの悪循環に陥ってしまいます。
食生活を見直すきっかけとなれば幸いです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏のクリームバスタ】です。
南米アルゼンチンの作家、ボルヘスは夥しい引用を小説に散りばめています。しばしば無限、迷宮などが題材に。しかし以前、読書週間中の小欄でも取り上げたように、視力を失ないました。もっともボルヘス自身は遺伝性の病気だと覚悟したようで、講演で語っています。「私は盲目になったことでいじけるのがいやでした」(『七つの夜』岩波書店)
しかし、誰もが彼のように運命を受け入れられるとは限りませんし、もしできたとしても視力障害にならないに越したことはありません。
ボルヘスの病名は寡聞にして定かではありませんが、加齢黄斑変性の視力障害者が眼内インプランをとスマートグラスと連動させて、再び読書ができるようになったそうです。インプラントといえば歯科治療を思い浮かべるかもしれません。しかしもともとは身体に機械を埋め込んで治療すること全般を指します。したがっていわゆる「インプラント」は歯科インプラントといい、眼に機械を埋め込むような治療は眼科インプラントと呼ぶのです。
今回の眼内インプラントでは患者の84%が文字・数字・単語を読むことができるようになりました。また有害事象は手術後、2ヶ月以内に発症したものの、その95%は2カ月以内に解消したそうです。
迷宮をさまよっているような人に対しては無限の可能性を秘めているのかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【明太子パスタ】です。
ドイツの新即物主義のリンゲルナッツは切手や浴槽などの身近な物を擬人化して詩を書きました。もちろん詩。現実ではありませんが、仮定の状況を空想するだけで楽しいといえましょう。
もちろん詩に魂を込めるような技術は開発されていないのですが、クロワッサンの香りの切手ならフランスで作られました。仕掛けは簡単。「切手にはマイクロカプセルが埋め込まれて」いるのです。
もちろん成分さえ解れば、クロワッサン以外でもどのような香りでも作れます。珍しい切手を作っただけに留まりません。
デジタル社会になり目と耳からの情報は多くなりました、現状、しかし匂いや味までは再現できません。理由は匂いの正体が化学物質であるからです。
新しい「切手」はこのようなデジタル社会の隙間を埋めているといえるかもしれません。さらに切手は糊づけの時に舐める人も多く、これを利用すれば、原理的には「味」までも再現できるのです。
最近、日本では電子メールやLINEの台頭で、郵便物が減っています。
海外でも事情は同じで、デンマークでは手紙の配達を廃止すると発表しました。
匂いつきの切手はこのような流れに歯止めをかけることができるか、期待の商品といえるかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏の和風パスタ】です。
Windowsユーザーですが、身体障碍を抱えているため、日頃、マウスはほとんど使っていません。コピペや、保存、プリントアウトはもちろんショートカットキーで操作しています。例えば小欄の執筆に際しても、
1.タスクバーにテキストエディタのアプリを並べてwindowsボタンを押しながら数字で呼び出し
2.書き終わったら、同様の方法でGoogleChromeを呼び出し
3.AltとTabを同時に押して、アプリを切り替え、
4.AltとShiftとBを同時に押してブックマークへ
5.ブックマークへは矢印キーで移動
このような手順を使っています。この他、GoogleChromeでは検索したいときはCtrlとLを同時に押します。
ここで思い出すのはMacユーザー。大学の講義ではMacだったのですが、マウスを使った記憶があまりありません。(クリックが一つだったことは覚えているので、使っていたのでしょうが)
IT関係の著作家、戸田覚さんはタッチパッドの操作性が優れていることしています。つまりCGなどの編集以外でマウスを使う必要はありません。これはAppleがそもそもハードウェアメーカーとして出発しているからなのでしょう。一方、Microsoftはソフトウェアメーカーとして出発しました。このため、ハードウェアは他社が作っています。これが影響し、タッチパッドなどのハードウェアも性能がメーカーによって違う結果となりました。
もちろんプログラムやシステムのメンテナンスなどはWindowsもMacもキーボードを使う必要があります。このような背景も文化の一つなのかもしれません。
おはようございます。今日のパスタは【明太子パスタ】です。
オーストラリアでは16歳未満の青少年がSNSの利用を禁止しました。これにはYoutubeも含まれます。
SNSではフェイクニュースや暴力的な投稿であふれており、トラブルに巻き込まれる危険性も。https://koneta.nifty.com/koneta_detail/1141008024083_1.htm target="_blank">オーストラリアではこのような事情により、SNSを規制するに至ったのです。現に「アメリカの厚生省によると、SNSを1日3時間以上利用する子どもは、利用しない子どもに比べてうつ病を発症しやすくなるという研究結果も」あります。
うつ病だけではありません。SNSを利用すると、記憶力や読解力が低下するとの研究結果が発表されました。
特に短文の場合、背景や前提条件が描かれていないことが多く、一方的に決めつけがち。例えば、「豚肉が食べられない」と書かれているからといってイスラム教徒とは限りません。豚肉アレルギーの可能性もあります。
この例は解りやすいのですが、多かれ少なかれ、ことSNSではよく考えずに判断しがち。
もちろん専門家から直接話を聞くなどのように有益な使い方もできます。現状を考えると規制も仕方がないのですが、本来なら有益な使用方法を子供に教えるべきなのかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のうま塩パスタ】です。
コモドドラゴン。一瞬、コドモドラゴンと読み間違えそうになりますが、コモドドラゴン。ファンタジー小説のモンスターに登場しそうな名前ですが、世界最大のトカゲです。インドネシアのコモド島に生息していることに由来しています。体長三メートル、体重一四〇キロ以上にもなるといいますから、まさにドラゴンの名前に相応しいと言えましょう。
飼い馴らすと一緒に散歩できるほどにまでなるのですが、油断は禁物です。実は歯には毒があり、鉄で覆われているとのこと。
まさにファンタジー小顔負けですが、実際、過去には観光客がコモド国立公園でコモドドラゴンに噛まれて怪我をしているのです。三十人以上の人が噛まれ、中には死亡事故も発展したこともあります。
爬虫類が可愛いと思う人もいるかもしれません。コモドドラゴンに限らず、身近な動植物でも甘く見ると痛い目に遭うかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【トマト煮込みパスタ】です。
中島敦の小説「文字禍」は古代メソポタミアの図書館を舞台にしています。「人々は、粘土の板に硬筆こうひつをもって複雑な楔形の符号を彫りつけておった」とある通り楔形文字を使っていました。このおかげで後世にまで楔形文字さえ読めれば『ギルガメシュ叙事詩』などが理解できます。
この楔形文字はどのように彫られていたのか、大英博物館のアーヴィング・フィンケル氏が解説しています。粘土の表面に棒などを押し当てて刻み込むため、直線だけしか描けません。このためいかに複雑でも縦、横、斜めだけ。動画ではアイスキャンディーの棒ですが、当時は葦のペンを使っていました。
また、ローマ字は「a」「ka」「sa」「ta」「na」のように分解して音を表していますが、日本語は「あ」「か」「さ」「た」「な」のように一文字で一つの音節を表しています。楔形文字は日本語のタイプ。このような文字を音節文字と呼びます。
楔形文字はパソコンで表示できますが、電子媒体は些細なことから読み取りができなくなります。楔形文字に比べると後世に残る可能性は極めて低いといえるかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【トマト煮込みパスタ】です。
同じ言葉でも地域によって違う物を指すときがあります。例えば日本語のマンションは集合住宅を指しますが、英語では豪邸を指します。従って「I live a mansion.」と言おうものなら、「豪邸に住んでいる」ことになるのです。
英語と日本語だけではありません。関西と関東でも同じ現象があります。麺類の「きつね」と「たぬき」。関東では「油揚げ」を乗せているのですが、麺類の種類までは指定していません。それ故、「きつねそば」、「きつねうどん」と具体的に言う必要があります。しかし関西では油揚げを乗せたうどん、つまり関東の「きつねうどん」を指しているのです。
一方、たぬきうどんはさらに複雑。関東では「きつね」と同様、「てんかす」以外の情報を含んではいません。それ故、「たぬきうどん」「たぬきそば」などと言う必要があります。しかし、「たぬき」が何を指すかは京都と大阪とではまた違うのです。
関西ではそばが「たぬき」。つまり、「たぬきうどん」は存在しないのです。そばの中にうどんが入っているのなら「たぬきうどん」になるのかもしれませんが、そのような料理は今のところ、ありません。京都は油揚げのあんかけうどんで大阪では「油揚げをのせたそば」を指しています。
昨今では技術も発達し、名古屋から大阪へも東京へも日帰りで行けるようになりました。言葉や食文化の違いに目を向けてみると新たな発見があるかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【ベーコンとほうれん草のクリームパスタ】です。
もちろん、今の世にも共通点があるような昔の言葉が受け継がれているからなのでしょうが、人生について考えることは古今東西、ある程度似ています。
例えば、古代エジプト。紀元前3000年頃からクレオパトラまで約3000年間と長く続いているのですが、プトレマイオス朝のアンクシェションクイはこのような言葉を残しています。「仕事中に自宅に戻りたいと思うな。昼から自宅でビールを飲みたいと思うな。太らないように贅沢な食事をするな。年を取って太らないように、若いときには食べすぎるな」「昨日の飲みすぎは、今日の渇きを取り除いてはくれないものだ」
今でも深酒で後悔する人もあり、耳が痛いものの受け入れざるを得ません。ええ、本当に。
この他にも現代に通じるような言葉を多く残しています。「幸運はあなたの上に降っては来ないものだ。幸運はそれを求める者にのみやって来るものだからだ」。もちろんただ求めるだけではなく、実際に行動しなければ手に入りません。エントリーシートを書かなければ、就職できませんし、小説を書き上げなければ作家にはなれないのと同じ。そしてその上で結果を待つ必要があるとアンクシェションクイは言っているそうです。
孔子はすで誕生していましたが、儒学者の胡寅は「人事を尽くして天命を待つ」と記しています。
今日でも日本などの諺として知られていますが、酒の話も含めてアンクシェションクイの言葉と共通しているといえましょう。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉うま塩パスタ】
洗濯物でも紺色の靴下のように色が白くないと、塩素系漂白剤は変色してしまいます。誤解しているかもしれませんが、汚れを落とすのではありません。汚れを酸化させて白く「変色」させて、目立たないようにしているだけ。十円硬貨が古くなると、変色しますが、これと同じメカニズムです。
塩素系漂白剤の出番は洗濯物だけではありません。台所でも活躍しています。ただし、衣類と同様、使用方法を間違えると、変色やの原因となり得ます。例えばアルミやステンレス。
また金属は酸化すると、酸素原子が結合した分、体積が増えます。この結果、ヒビ割れの原因にもなりかねません。したがって銅の鍋でも酸化します。特に銅の場合、緑青へ。この緑青はむかし、有毒だと思われていましたが、今では安全性が立証されています。いずれにせよ塩素系漂白剤を使うと変色の原因に。
食器や調理器具の被害だけではありません。最悪の場合、健康を損なう危険性すらあるのです。できれば原理的なことも興味を持ちつつ、取扱説明書などをよく読んだ上で、ご使用くださいませ。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【トマト煮込みパスタ】です
みんなから嫌われたくない、誰からも好かれたい、と思うのは人間として当然だといえましょう。しかし、それが原因でストレスを抱えてしまっては意味がありません。い
八方美人で無理に合わせてしまうからでもありますが、どうしても表面的になるからでもあります。誰からも嫌われないことを目指すと、誰とも深くつながれません。パラドックス。
本当は広く深いつきあいが理想的なのですが、人間同士です。価値観が合わないとどうしても衝突してしまいます。したがって、量より質を取ると豊かなコミュニケーションが可能になるのです。
例えばA.10人のコミュニティでゲームやアニメの表面的な感想やお互いを傷つけないような「意見」を言う集団。漠然と既存のクリエーターを否定する
B.3人のコミュニティでアニメやゲームの意見を真剣に、それこそCGを自分たちで作って、互いに具体的な意見を出し合いながら作っていく集団
どっちが成長するかは言うまでもありません。成長するべきだと思っていなければ問題なく、別の面では結束力が高まるかもしれませんが、少なくとも創作については互いの価値観を理解し合えません。
さらに地雷原に踏み込まないようなコミュニケーションを取っていれば、他の面でも表面的な付き合いができなくなる可能性もあります。
一昔前、岸見一郎が『嫌われる勇気』でアドラー心理学を解説していました。もちろん、意図的に嫌われるようなことを推奨しているわけではありません。嫌われても構わないと考えれば、幸せになれるのです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏の和風パスタ】です。
土曜、日曜と雨が降っていました。雨が多いと小欄でも伝えたように秋は雨が多い季節。傘の出番が習えるのですが、いくつかの傘は骨組みにガラス繊維強化プラスティックを使っています。樹脂で成形しているとはいえ、細いガラスの束なので尖っていて危険。さらに割れると怪我をする可能性もあります。まるでささくれ立った木の節を、手で撫でているようなものです。実際、このような傘で事故が起こっていると、>国民生活センターが注意喚起しています。
表面が破損すると、ガラスの繊維が露出します。その状態で触ると、言うまでもなく、割れたガラスを素手で触るのと同様、怪我に。特にガラスファイバーは肉眼で見えにくいので、注意が必要……なのですが、国民生活センターによると、「新品時でも傘の骨の表面にガラス繊維の先端が露出しているものがあ」ったとのこと。
同センターは「ガラス繊維強化プラスチックは、表面からガラス繊維の先端が露出していることがあります。表示の有無にかかわらず、不用意に素手で触らないなど、取扱いには注意しましょう」と注意を呼びかけています。
また傘の骨だけではなく、園芸用のポールにも使われています。秋になり、草花の植え替えなどをお考えかもしれません。ご注意いただければ幸いです。
マイクロプラスティック。海亀などの報道を聞いた際、しばしば耳にします。直径 5 mm 以下のプラスティックの断片。海洋生物だけでなく人体からでも検出されています。肺の組織などにマイクロプラスティックが含まれていると解ったのです。
植物もマイクロプラスティックを茎から吸収。それを人間が食べると、人間が取り込みます。このように食物連鎖の過程で人体に取り込まれまれることもあります。
人体に影響がないなら、雑学程度なのですが、さにあらず。また吸入と炎症との関連が示唆されたのです。まだよく解っていないのですが、「」があると考えられます。
またマウスの実験では脳にも影響があると報告されました。これでマウスが進化して二足歩行ができるように……なれば、素晴らしいのですが、当然ながらそのようなことはありません。神経系の慢性的な炎症が懸念されます
もちろん食物繊維を取るなどの対策もありますが、根本的にはやはりゴミの減量などの問題を解決することかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のうま塩パスタ】です
火のないところに煙は立たぬ、と言いますが、科学的には必ずしも正しくありません。例えば、電子レンジ。火を全く使わないにもかかわらず、発火の危険があります。IHコンロもまた然り。事実、2020年から2024年のうち、206件もIHヒーター、電子レンジから火災が起きています。これは全体の約4割。
電子レンジはマイクロ波で水分子を振動させ、IHは電磁誘導を利用して、それぞれ加熱しています。端的に言えば、磁石を使って、鍋に電気を流しています。電気をコイルに流すと磁力が発生。この磁力が変化しながら鍋底を貫き、鍋の金属にうずまき状の電流を発生させます。電気の流れが妨げられると、電気抵抗と言い、そこで熱が生まれるのですが、鍋底がこの電気抵抗となっています。この結果、鍋底が温まるのです。
つまり、ガラス鍋や土鍋などは素材が金属でないので、IHでは温まりません。またIHのトッププレートに電気抵抗となるような要因、例えば油分が付着していると、そこだけが異常に発熱しかねません。
秋の味覚などをIHで調理する機会も増えてくることでしょう。取扱説明書をよく読み、火を使っているとき同様、決してコンロのそばから離れないようにしていただければ幸いです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【トマト煮込みパスタ】です。
今年はサンマが豊漁だと、今朝のテレビで知りました。サンマといえば「目黒のサンマ」。江戸時代に庶民の間で秋の味覚として親しまれてきました。しかし食べるようになったのは、意外と歴史が浅く、江戸時代になってから。『本朝食鑑』に始めて登場したのですが、一七七二年まで下賤の食べ物として武士の間では食べていなかったようです。
落語の演目「目黒のサンマ」はこのような背景もあるから成立していると言えましょう。ある殿様がサンマを所望しますが、脂っこいので、身体に悪いのではないかと家臣が案じます。すっかり油を抜いてサンマを出してしまいました。もちろん、そんなサンマなど美味しくありませんが、何せ生まれて初めて食べるのですから、比較しようもありません。「うまいではないか」と舌鼓……。
結末まで書いてしまっては、興を削いでしまいますのであえて伏せておきますが、一般論として脂以外にもアニサキスの心配もありました。冷凍するとアニサキスは死滅するのですが、江戸時代には冷凍技術がありません。アニサキス含め食中毒の危険性は現代よりもはるかに高かったことでしょう。
もちろん江戸時代にもそれなりの知恵がありました。薬味を添えるなどは理由を変えて現代にも受け継がれているのですが、現代でもアニサキスで腹痛を訴える人が少なくありません。
加熱処理も有効ですが、この他にも内蔵を取り除くなどの対策があげられます。「時間が経つとアニサキスは内臓から筋肉へ移行」するのですが、購入直後ならまだ内蔵にいる可能性が高いのです。
目黒のサンマでは脂を取り除きましたがが、内蔵を取り除くと美味しく食べることができます。
おはようございます。今日のパスタは【明太子とほうれん草のクリームパスタ】です。
弊店の宅配弁当に「台湾ミンチカツ」があります。ミンチカツとメンチカツ。実は大阪の看板には「ミンチカツ」と書かれている通り、両方の表記があります。そもそも英語で挽き肉のことをminceと呼び、これが語源。
メンチカツが生まれたのは明治時代。今、NHKの連続テレビ小説でラフカディオ・ハーンの妻の生涯をたどっていますが、同時代です。夏目漱石などが活躍したように西洋文化が盛んに取り入れられていました。料理もまた然り。洋食屋で店主が挽き肉のカツレツを考案。外国人のお客さんに挽き肉の英単語を聞いたら、「Mince meat」と答えました。しかし、「メンチミート」と聞こえてしまい、メンチカツと名付けたと言われています。
しかし大阪に伝わると困った事態が発生。「睨み付ける」ことを関東では「ガンを付ける」などと言いますが、関西では「メンチを切る」と言うのです。
つまり「にぃちゃん、メンチ切っとるんかぁ?」と言われたら、「睨みつけているのか」「挽肉を作っているのか」区別が付きません。下手すると一触即発! 難波の街で抗争に発展する……かどうかはさておき、精肉店や洋食屋としては売りにくいので「ミンチカツ」に変えたと言われています。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏の和風パスタ】です。
客観的な事実ならば教員の性別によって評価が変わるはずがありません。例えば10進数の演算体系なら男性、女性問わず1+1=2を教えていることは同じ。評価が変わるとしたら具体例を多く示しながら教えるなど、専ら授業内容にのみ依存します。
ところが、教員の性別によって学生の評価が分かれるとイタリアの研究で解りました。男女別で架空の講師が書いたテキストを、哲学の講義で取り出げて、明瞭さや関心、有能さ、自信、配慮、全体的なエンゲージメントなどの項目で学生に評価させました。この結果、男性名では女性名よりも学生の評価が高かったのです。
しかし、女性被験者は評価において比較的バイアスが少なく、講師が男性か女性かに関わらず、同じように講義を評価していました。そうは言ってもその講師の講義をフルコースで受講するかどうかを尋ねると、明らかに男性を好んだそうです。
これには哲学のジェンダーバイアスが深く関係しているかもしれません。確かに女性哲学者はクリステヴァ、アーレント、シモーヌ・ヴェイユ、そして古くはヒュパティアなどが挙げられますが、圧倒的に男性哲学者が多いのが実情。
現にイタリアにおいて、哲学研究者が女性の割合はわずか3分の1にも満たないとのこと。
誰もがジェンダーバイアスの影響を免がれません。家庭科などの「女性的」な教料では逆に女性が評価されるかもしれず、これもまた不公平。昨今では完璧に性別を隠して公演すらできるようになりました。またサプライズがあって一興かもしれません。しかし、隠さなくとも内容のみで評価されるのが理想的だといえましょう。
本日のもちもち生パスタは【エビとイカの和風パスタ】です。
ウォータージェットカッターは水圧を使って金属などを切断します。その圧力は水道水の約2000倍。>このように本当に身近な物でも工夫次第で物の切断に利用できます。
この他、超音波を援用して包丁を効率的に使うこともできます。超音波というと身近に感じないかもしれませんが、要するにすごい高い音。人間には聞こえませんが、コウモリなどは感知できます。
包丁と音は結び付かないかもしれませんが、そもそも包丁は引いたときに食材が切れます。ノコギリも押したり引いたりしたときに、木材が切断できますが、これを小さくしただけのこと。包丁でもノコギリでもメカニズムは全く変わりません。
音は物理学的な視点でいえば、振動なので、超音波で小刻みに「押したり引いたり」できるのです。事実、理論的な話ではなく、この包丁を実際に発明した人がいます。
もちろん、実際に使うかどうかは別にしても、どのようなメカニズムで動いているか少し調べてみるのも面白いかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【エビとイカの和風パスタ】です。
生命とは不思議なもので、異なる生物が一つの生物の中に共存しています。生物とは何なのか、大まかには自己増殖と代謝で定義できます。代謝とは分解や合成を行ない、生物に必要な物質を作ること。食品から蛋白質を取り出すなどが身近な例どいえましょう。喩えるなら工場のような機能。
工場の機械を動かすには、電気が欠かせません。この電気に当たるのがATP。
この物質は細胞内のミトコンドリアが作るのですが、このミトコンドリアは独自のDNAを持っています。つまり、身体が疲労感などが出てきてしまうのです。
ミトコンドリアの働きを上昇させるには筋トレ。筋肉が収縮すると機械的エネルギーが発生し、これが最終的にATPへ。この他、マインドフルネスや呼吸法でもミトコンドリアの働きを活性化します。
一方、エナジードリンクは逆効果。確かに一時的には上昇しますが、その後、エネルギーの急激な低下が起き、疲労感が増大するのです。
このようにミトコンドリアの働きに注目しても、健康的な生活ができるのですが、社会全体で見ても生産力を高めます。一人ひとりがミトコンドリアと重なってみえてくるかもしれません。
今日のもちもち生パスタは【豚キムチパスタ】です。
自分と他人の精神的な境界を「自他境界」と呼びます。共感もこその一つ。日本では共感が美徳とされがちですが、イギリスでも哲学者デイヴィッド・ヒュームや経済学者アダム・スミスが共感の重要性について論じています。例えばアダム・スミスは「間がどれほど利己的であるとしても、人間の本性には他人の幸福を必要とする原理がある」と『道徳感情論』の冒頭部で述べています。
しかし、自他境界が曖昧だと精神的な疲労の原因となりかねません。例えば
・相手が苛々していると、自分もつられて苛々する。時には「察しろ」と言わんばかりに乱暴な態度を取られ、このことを気に病んでしまう。
・「総意」になかなか逆らえない。周りの意見に流されてしまう。
アメリカの循環器内科医は、フリードマンは性格と病気の関係を調べました。この結果、自他境界の曖昧な人ほど、ストレスを抱え込みやすいと結論付けたのです。無理に他人へ合わせる人はと、うつ病はもちろん、胃腸の病気に、逆に他人を支配しようとする人は、高血圧などになりやすくなります。
マイペースな人ほど、病気になりづらくなります。これは経験則などから想像できることでしょう。奇しくもエヴァンゲリオンで「いいえ。私は私、あなたじゃないわ」と綾波レイが言います。言葉の意味では当然なのですが、的を射ているのかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏とキャベツの和風パスタ】です。
自然科学の条件を考える上で、同じ実験を繰り返しても同じ結果が出ることが一つ挙げられます。再現性。例えばリンゴを落としたら、一回落としても、十回落としても、百回落としても、同じ結果が出ます。
ニュートンはリンゴが地面に落ちるのと全く同様の理由から、月が地球に「落ちて」いるのではないかと考えました。
これは心理学の一分野、認知心理学にも当てはまります。認知心理学を「自然科学」と呼ぶかは議論が分かれますが、ソフトサイエンスと呼ばれ、実験結果を統計処理しながら、人間の心に迫っていくのです。
例えばどのように価格などを表示したら購買行動につながるかの行動経済学。一昔前にノーベル経済学賞で話題になったので、イメージが分きやすいかもしれません。
有名なのはESP。海外ドラマ『X-FILE』などでも題材になったので、ご記憶の人もいらっしゃることでしょう。平たくいえば超能力。エスパー(ESPer)の語源にすらなりました。もちろん今ではオカルトのイメージがありますが、1970年当時はもちろん、2011年のn論文でも「場合によっては、既存の推論プロセスでは予測できない将来の出来事を予測できることがある」と結論付けています。
もちろん、既存の推論プロセスが、帰納・演繹・仮説形成など西洋の思考に限定しているだけかもしれませんが、いずれにせよ科学的に支持されないと判断されていました。心理学が信頼性の問題の危機として問題になっていのです。
一方、このような行き詰まりは必ずしも否定的な面ばかりではありません。例えばニュートンの生きている当時からすでに彼の理論では説明ができないことが見つかっています。19世紀から20世紀にかけて顕在化してきました。この結果、アインシュタインが既存の理論を覆すようなモデルを考えたのですが、心理学の行き詰まりも大きな転換点を迎えているのかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【エビ・イカのガーリックパスタ】です。
SFでは定番のタイムスリップ。現代の技術ではまだまだ実現できそうにありません。しかしもし、過去の時代にタイムスリップできたら、と想像するだけで面白くなるのは一定数いることでしょう。
SNSでもこのような声は上がっていたそうで、『地球の歩き方 ハプスブルク帝国 とかあったら絶対面白そう』と投稿したことをきっかけに、『地球の歩き方 ハプスブルグ帝国』を出版したのです。ハプスブルグ帝国は13世紀に誕生。政略結婚を巧みに使い、オーストリアを中心に、ドイツ、ハンガリーなどの中央ヨーロッパをほぼ支配しました。この帝国は第一次世界大戦に敗れ、解体されてしまいます。つまり「いまは存在しない国」の旅行ガイド。
しかし、完全なジョークのため……ではありません。例えば、シェーンブルン宮殿などはハプスブルク家が避暑のために造りました。またハプスブルク帝国では儀式に馬車を使っていたのですが、その牧場、調教施設は今なお稼働しています。
つまりオーストリアの人々にとってみたら未だにハプスブルク帝国は地続きなのです。SFなどの世界ではなく。
今後、『歴史時代シリーズ』としてシリーズ化する予定とのこと。そのうち、「宇宙の歩き方 火星」なども……
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のペペロンチーノ】です。
昨日はまだ蒸し暑く、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は異常気象とともに消え去ったのではないかと思っていました。紅葉の色付きが十二月まで遅れるなど、秋ではなく冬の季語になる可能性も……。
昨年は10月17日まで30℃を超すような厳しい残暑になりました。このことを考えると今年の秋もまだまだ油断はできません。現に気象庁が一か月予報を発表しましたが、全国的に「高い見込み」とのこと。
運動会は秋の季語。今日は涼しくても当日は暑くなるかもしれません。最近は子供の熱中症を防ぐため、午前中で切り上げるなどの措置が取られています。
声援はいくら熱くても構いませんが、運動会に限らず水分や塩分補動をしっかりとして、残暑と戦っていただければ幸いです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のペペロンチーノ】です。
グルテンフリーが最近では流行のようです。そもそもグルテンとは蛋白質の一種でいわゆるうどんのコシのもと。うどん以外ではパスタやパンなどにも含まれます。セリアック病はグルテンに免疫が反対してしまうので、この対策として提唱されました。またセリアック病ではないにせよ、グルテンに過敏反応するような体質を持っていると、腸内環境の改善が期活できます。この他にも小麦アレルギーの人は当然ながら避けるべき。
一方、健康な人はグルテンを避けるべきではないとの科学的根拠はありません。もちろん、弊店ではパスタを提供しているので、飲食店に都合の悪い記事は書かないのですが、小麦にはタンパク質、食物繊維、鉄分、ビタミンが詰まっていることは紛れもない事実。
確かに小麦のデンプンは糖に変わります。この結果、血糖値が上昇するのですが、厳密にいうとグルテンを摂っているからー血糖値が上がるのではありません。米だろうと芋だろうとデンプンが含まれている食物は、血糖値が上がるのです。グルテンフリーでも大量に食べれば、ダイエットにはなりません。そもそも血糖値は悪者とされがちですが、糖はエネルギー源。低血糖では身体も動かなくなり、時として意識障害にすら陥るのです。
そもそも免疫に異常がないなら、グルテンフリーよりも適度な運動、充分な睡眠時間などを心がけるべきでしょう。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏の和風パスタ】です
富山では昆布がよく食べられていますし、味噌汁にはワカメがよく入っています。
一方でヨーロッパではあまり食材に使われていません。ミネラルや食物繊維などの栄養価も高いのに、です。
イギリスでは例外的にケルト人が海藻を食べていました。ケルト人とはイギリス土着の民族。スコットランドやウェールズにも当然、住んでいましたが、彼らは海藻を食べていたのです。一方、十一 世紀にイギリスに入ってきたノルマン人は、海藻を食べません。なにせ、歴史的な事象。新たな支配者以外にも複雑な要因が絡み合い、現在、多くのイギリス人は海藻を食べなくなったのです。
これは英単語からも伺えます。seaweed、つまり「海の雑草」と呼ばれています。食文化が違うからという結論は、月並みといえば月並なのですが、海藻の食文化はアジアが中心。
たしかに韓国は海苔をゴマ油で焼いています。また誕生日などお祝いの席では決まってわかめスープが出ます。
中国人では世界一、海藻を食べていますし、フィリピンでも日常的に食べられるほど、根付いています。
一方で健康志向の高まりから、近年では欧米でも海藻が食べられるようになりました。ケルト人も食べていたので、ある意味で「原点回帰」なのかもしれません。
おはようございます。今日のパスタは【アラビアータ】です。 今日も35℃超え。毎日のように熱中症警戒アラートが出され、塩分・水分補給がニュースでも促されています。もちろん熱中症予防の意味でも水分の補給は大事なのですが、それ意外においても重要かもしれません。ストレスへの対処。 ストレスを感じるとホルモン、コルチゾールを分泌します。そして、このコルチゾールは水分調整機能と同じ経路を使うので、水分とコルチゾールは関係している可能性があるのです。 イギリスの研究チームは18~35歳の成人を対象に水分摂取習慣を調査し、「1日あたり1.5リットル未満の水分しか摂取しないグループ」と「女性なら1日2.5リットル以上、男性なら1日2.9リットル以上の水分を摂取するグループ」に分け、暗算などのストレステストを受けました。 この結果、水分量が少ないと、コルチゾールが多く分泌されていたのです。もちろん実験室での結果に過ぎず、現実には多くの要素が複雑に絡んでいます。しかし、適切な水分補動は身近な方法。これでストレス対策になれば、実践しない手はないのではと思います。
おはようございます。今日のパスタは【トマト煮込みパスタ】です。
今朝は涼しく、すっかり秋らしくなりました。梅雨ほどのイメージが強くはありませんが、秋にも多く雨が降ります。高浜虚子も「眼鏡越しに秋雨見つつ傘作り」「日ごとに寒し秋の雨降る空見え」などの句を残しています。また特に秋の長雨を指し、「秋霖」と呼びますが、これらは単に言語や文化だけの話ではありません。
気象学の上でも秋雨前線が発達し、雨が多く降りやすくなるのです。そもそも前線とは温かい空気と冷たい空気の境目。秋には冷たい空気が南下し、これに伴い、上昇気流が発生。雨雲を作ります。
今年も秋雨前線の影響で各地で大雨の被害が出ました。そして明日から三日間もまた、各地で大雨の予報。
しかし、天気予報が当たらないものの代名詞だったころと比べると、かなり精度が上がったとはいえ、前線などの動きはまだ予測が難しい状況です、特に昨今はゲリラ豪雨などもあり、一層、当たりにくくしています。
秋雨で涼しくなる一方、まだまだ30℃以上の厳しい残暑は続きそう。
三連休でお出かけの方もいらっしゃるかもしれません。最近は季節感が薄れ、季語の感覚が弱くなっていますが、秋雨などに秋の足音を感じていただければ幸いです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【明太子パスタ】です。
厳密に言うと日本語の「黄色」と英語の「yellow」は全く同じではありません。もちろん多くの部分で重なっているのですが、山吹色なども黄色はすべてYellowで表されるのです。これは花の名前「山吹」に「色」を付けただけ。直訳すれば「the color of kerria(山吹の色)」などと言えましょう。このように日本語は言葉をつなげて新しい一つの単語ができるので有利と言えるかもしれません。しかしアジア人を「Yellow」と呼ぶように、「Yellow」の範囲は日本人の黄色とはかなり異なっています。
しかし、色などの五感は言葉を介してしか共有できません。色なので実感が沸きにくいかもしれませんが、文字通りの痛み、痒みなどだと分かりやすくなります。例えば、片頭痛などはどのくらいの痛みかどれだけ説明しても原理的には共有できません。色もそれと同じ。このように言葉に頼らず色を指していると証明することはかなりの困難がありました。これ故、ウィトゲンシュタインなど多くの哲学者で議論されています。
しかし昨今は脳波の測定できるようになりました、この結果、色の見え方は脳のレベルで共通している可能性が出てきました。十五人の被験者に同じ色を見ると、同じパターンの脳波が検出されたのです。
しかし、十五人と非常に被験者が少ないうえに、文化や年齢、個人差を網羅できていない点に注意しなければいけません。今後、大規模な研究によって、明らかになっていくことでしょう。
おはようございます。今日のパスタは【ローマ風カルボナーラ】
ほぼ毎日、小欄を書いているのですが、特殊な職種だけでなくSNSやメールなどを含めると、現代の日本人で文章を書いていない人などないことでしょう。
もちろん、生成AIを使えば、文章は簡単に作ってくれますし、大学生の中にはレポートを生成AIに書かせてそのまま提出する人もいるかもしれません。このような学生はB止まり。
一方、AやA+の学生はAIを利用するにしてもその知見を踏まえつつ、独創的な観点があると言います。
学生の多くは文章に「正解」があると信じいるから。それ故、AIに頼って「正しい」文章を書こうとするのです。
確かに、文法的な間違いや誤用などはありますが、内容やテーマに正解はありません。ある程度フォーマット決められているような、アカデミックな文章ですら「正解」がないのですから、日常的な文章はさらに緩いのはいうまでもありません。
例えば、語りの順番。
1.仕事も大事。お前も大事。
2.お前も大事。仕事も大事。
この二つの文章は意味の上では全く同じなのに、印象が違うことでしょう。そしてどちらの言葉を選ぶべきか、正解はありません。強いていえば、相手とどのような関係を築きたいか、そしてどのような印象を与えたいかに大きく依存しています。
さらに付け加えるなら、厳密にいえば上の例文は動詞がないので、文法的には「間違い」。しかし、あえて「間違っている」文章を使って、「大事」という言葉を際立たせていると言えましょう。つまり、この効果を考えると「間違い」が正解になるのです。
そして、言葉を意図通りに解釈させるような文章は恐らく現段階のAIでは書けません。AIはあくまでも道具。それを上手に使って、独創的な視点で、伝わる文章を書くことが求められているのかもしれません。
おはようございます。今日のパスタは【アラビアータ】です。
シャーロック・ホームズやエラリー・クイーンの話にはタイプライターがしばしば登場します。作中の探偵役であり、推理作家のエラリー・クイーンはいつも原稿が進まず、そんな時に限って父親から事件を持ち込まれているような印象が。
これが進化しワープロ、そしてパソコンへと発展していったのですが、Enterキーにもこの痕跡を辿ることができます。
言うまでもありませんが、タイプライターは完全に機械式。それ故、改行するためにはレバーを引かなければなりませんでした。ホームズの時代にはこのレバーを引いて改行していました。ただ単に改行するだけでなく、この後に出力の部分を右端に戻さなければ文字が重なってしまいました。つまりこのレバーは改行だけでなく、出力先を右端に戻してもいたのです。パソコンに知識があるなら、ご存じかもしれませんが、今日でもWindowsでの改行はCRとLFで表現するのはこの名残。>CRはキャリッジリターンの略で行頭に出力先を戻す指示、LFとはラインフィードの略で改行。
1940年頃、つまり、中期エラリー・クイーンの時代には電気式に変わっていました。ここになってEnterキーが登場します。
これがワープロによって電子化されると、特に日本語入力において「改行」以外にも「確定」などの改割を担うようになっていくのです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【明太子パスタ】です。
インターネットの普及に伴いネットオークションやフリマサイトが浸透してきました。しかし、一方で出品トラブルも多く見られます。例えば過去には現金を出品して問題となりました。確かに紙幣番号が連番の場合などは、プレミアムが付いて額面よりも高い価格で取引されることもあります。しかし、その一方でクレジットカードの現金化を行ない、>一時的にせよ現金を得て返済に当てようとする人もいます。倫理的な面もさることながら、詐欺罪に問われることも。
さらに偽ブランドの出品も詐欺罪と問われることもあります。フリマサービスでは偽ブランドをめぐって、トラブルがあると独立行政法人国民生活センターは注意喚起を行なっています。例えば、>下記のケース:
・ブランド品のギターを購入して、商品に偽ブランドの疑いがある
・本物のブランド品を出品。購入者から偽物のブランドだと言われ、返品に応じると、違うバッグにすり替えられた。
ほとんどのフリマサービスではトラブルが発生しても原則として当事者間で解決するように利用規約で謳われています。しかし交渉が進まない場合には、最寄りの消費生活センター等が相談に乗ってくれます。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のペペロンチーノ】です。
台風が近づいていますが、ゲルマン神話では雷と雨が同じ神が司っていました。日本でも俵屋宗達は風神雷神が一対として描かれているように、密接な関係があると考えていたことが垣間見えます。
もちろん、科学的に見たら、雷の正体は電気。登山や標高が高い場所にご旅行の経験があるなら実感が湧くことでしょうが、気温は低くなります。はるか上空だとさらに冷えて、水は氷の粒に。
これが雲。氷の粒がさらに大きくなり、ぶつかリ合います。「>重くなった氷のつぶは、積乱雲の中で激しくぶつかり合い、電気を帯びるように」なるのですが、論理の飛躍を感じた人は科学のセンスがあるかもしれません。確かによく考えると、唐突に電気が出てくるような印象があります。
このメカニズムは長年、謎に包まれていました。しかし中国の研究チームが「>この度、氷が-113℃以下の温度で、その表面に強い強誘電性の層を持つことを発見し」たのです。強誘電性とはまるで氷自身が小さな電池になるような性質です。外部から電気を与えなくても、電荷、つまり電気のプラスマイナスを帯びるのです。今後、この原理を使って発電できると期待されています。
もちろんこれは第一歩に過ぎません。どうして氷を曲げると電気が発生するのか、まだまだ不明なことが多いのです。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【豚肉のペペロンチーノ】です。
本日は催し物を案内いたします。あいちアール・ブリュットの作品展のAbbey西畑およびAbbey南山の障害者スタッフの作品が展示されることになりました。9月11日(木)から9月15日(月・祝)までの短い期間ですが、土日もありますので、ぜひご来場いただけたら幸いです。(クリックすると拡大します)
一見、関係がないようでも密接に関係していることがあります。鬱病と胃腸。器官の距離としても役割としても遠く離れています。意志で胃腸を動かせるなら脳と関係あるといえるかもしれませんが、そうではありません。関係していると言われても、実感が沸かないのも無理からぬ話だといえましょう。
しかし、ストレスがかかると、胃が痛くなるなどの症状があるように、胃腸と自律神経には関わりがあります。そして脳が自律神経をコントロールしているので、脳と胃腸は関係しているのです。
中国で腸内細菌、BBAを投与すると、鬱症状などが改善しました。具体的には「夜眠れなかった人が少し眠れるようになったり、食欲や気分が少し回復して家事や散歩ができるようになったりする程度の改善」。
また、腸内環境も改善。「乳酸菌やビフィズス菌が増えていることが確認された」のです。また、血液の中からも幸せホルモンのセロトニンが増えたそう。
つまり腸内環境を整えれば、鬱病の改善や予防につながるといえましょう。
もちろん、腸内環境の改善以外にも運動や日光浴などが効果的。しかし、運動はハードルが高いと感じる人もいることでしょう。そもそも鬱病になったら運動すら億劫になるのです。そのような面を考えると、腸内環境の改善は比較的簡単に行なえるかもしれません。
おはようございます。今日のもちもち生パスタは【鶏の和風パスタ】です。
突然ですが皆様は好きな音楽はありますか。アニソンからクラシック、J-POP、洋楽などなんでも聴き、嘉門達夫さんやマキタスポーツさんの替え歌で大笑い。しかし、中には音楽を聴いても全く感動しない人もいるようです。それゆえ、彼らは全く関心がありません。
神経科学者のラブティ教授は研究でのアンケートや記憶喪失の患者の診察時に好きな曲を尋ねても、「音楽について、そんなに考えたことはない」と答える人がいるそうです。音楽性無快感症(music anhedonia)。この場合、「好き」にも濃淡や種類があり、質問者と回答者が食い違っているのかもしれません。一方、音楽を聴いたときの脳を調べると、科学的に分析できます。
そもそも感動の正体はドーパミンの分泌。音楽に限らず、ドーパミンが分泌されると、感動します。しかし、音楽性無快感症では音楽を聴いた時のみ、ドーパミンが分泌されないと解りました。
ただ音楽性無快感症と和訳すると、病気のように錯覚するかもしれません。しかし元の単語にはsyndromeなどがなく「病気」として捉えていないことが伺えます。
そもそも病気とは何かなどの根本的な問題とも関わってくるのですが、現在は社会的モデルと呼ばれ、当人や周囲が困っていなければ、治療の必要がないと考えています。
また音楽も雑音は物理学的に見ると、ともに空気の振動にすぎません。そこにどのような意味を見出すかは、つまるところ個人の問題。
そもそも何に感動しないのかなどは、口出しするのは野暮なのかもしれません。
おはようございます。今日のパスタは【明太子パスタ】です
望月峯太郎さんのマンガ「ドラゴンヘッド」では高校生たちが修学旅行中に地震や富士山の爆発に巻き込まれます。もちろん、これはマンガであり、フィクション……なのですが、あながち絵空事とも言い切れません。
富士山の噴火は一七〇七年、江戸時代の宝永大噴火など噴火を繰り返しているのです。たまたま最近は噴火してないに過ぎません。約五六○○年の間に約一八○回噴火しているのです。平均すると30年に一回と報じられることもあり、確かに数字だけ見ると、その計算になります。
しかし、立て続けに噴火していたときもあれば、全く噴火していないときもあるので、統計学の観点から言えば、どこまで意味があるのか疑問の余地があります。現に宝永大噴火から三○○年以上経っても全く噴火していません。
このたび内閣府は富士山噴火の科学的なシュミレーションを発表しました。もちろんさまざまな要素によって変動するかもしれませんが、「富士山から100キロほど離れた新宿では、主に直径0.5ミリ以下の細かな火山灰が降ります」。
交通網がしばらく麻痺するので、生活必需品の入手が困難となる可能性もあります。ドラゴンヘッドでは「静かすぎて耳が痛いわ」と言いますが、もちろんそのような事態にはなりません。ただし、「食料など一週間分の備蓄を推奨」「可能であれば2週間分備蓄をしておくことが望ましい」としています。
今日は防災の日。富士山の噴火に限らず、過剰に恐れるあまり、変な予言に振り回されることもないのですが、ある程度の科学的なシュミレーションはしておくに越したことはないといえましょう。
なお、テイクアウトは承っております。お気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。
誠に勝手ながらAbbeyバーガーは販売終了となりました。代わりにタピオカを販売いたします。また、期間限定で、いちごミルクも販売いたしますが、こちらはタピオカが入っておりません
テイクアウトのほか、店内でお召し上がりになることもできます。
タピオカ(700円)
・黒糖ミルク
・抹茶ミルク
・ミルクティー
いちごミルク(850円)
九種の惣菜弁当は販売休止とさせていただいております。長らくご愛顧賜り誠にありがとうございました。
チーズ味噌カツ丼、500円(税込み)
11月は朝晩が寒くなりますのでご自愛ください。さて、今月のお弁当は、
暑い日が続きますが、栄養満点のお弁当で夏バテを乗り切っていただければ幸いです。
なお、お弁当はお早めにお召し上がりください。
AbbeyがYoutubeで取り上げられました。
Dippsは協賛企画として、知的・精神障害者制作のアニメーションをYoutubeにて公開しております。
※スクロールすれば過去の作品をご覧いただけます。